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足の症例
足底腱(筋)膜炎
足の裏にある、踵(かかと)と足の指の付け根までを伸びている組織(足底腱膜)が炎症をおこし、階段を昇る動作やつま先立ちで、踵に痛みが出現する疾患です。足底腱膜炎もしくは足底筋膜炎と呼ばれています。
足底腱膜の炎症のため、レントゲン検査を行っても通常、骨に異常が見られません。ただし変形や骨折など他の疾患と区別するために、レントゲン検査は必要です。薬や理学療法で痛みを抑える治療が基本となります。
モートン病
足趾(そくし=足の指)へと向かう神経が、足趾の付け根の部位で圧迫を受けることで生じる神経障害です。第3足趾から4足趾にかけてのしびれ、痛み、灼熱痛などの症状が出現します。
レントゲン検査により、外反母趾や開帳足など他の類似した原因疾患との鑑別が必要になります。靴の変更、薬物療法、足底挿板の作成などを行うほか、局所神経ブロック注射は痛みの軽減に有効で、診断確定のために行なう場合もあります。これらで改善しない場合、手術療法を採用することもあります。
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