top of page
執筆者の写真院長 原 則行

積雪時の外出に適した服装など

2021年の採り明け早々、記録的な寒波が到来しております。

この影響で山陰や四国、九州にまで雪が降り、日常生活に深刻な影響が出ております。

今回は昨年末からひき続き冬に多発する雪道での転倒事故に備える話題を取り上げます。

特に雪に不慣れな地方の方にお読みいただき、事故防止につながることを願います。


では積雪時の外出に適した「服装」と「外出前、帰宅後に行いたいこと」をご紹介します。


基本は、肌を露出させない 全身をすっぽり覆う服装で

手首や足首など、肌が露出しやすい部分をすっぽりカバーします もし転んでしまった場合も、ダメージが少なくて済みます。


暖かさを保つことと動きやすさ、両方を兼ね備えられる服装がより良いです。


転倒防止の要は足元

靴底に滑りにくい素材を使ったものや、凍結路面でもグリップするピンや金具付きの靴が最適です。

防水性や保温性に優れ、足首や足の甲まで覆うフォルムの靴が良いでしょう。

かかとが高い靴、靴底がまっ平な靴は、バランスを崩したり、滑りやすかったりして危険です。

靴下も、温かさ、滑りにくさ、足指の動きやすさ、足首まで覆うこと、などを考慮して、履くとより良いです。


あれば、ふだんのお使いの靴に着けるだけで雪道でのグリップ力を高める、転倒防止の靴用アタッチメントを利用しましょう。

今冬のように通常は雪の少ない地域の方も、用意しておくと安心です。


帽子をかぶって頭を保護

帽子は必ずかぶりましょう

できるだけ厚めのもの、耳まですっぽり覆うタイプで、視界を遮らない形状のものが好ましいです。


不安な方は、高い衝撃吸収機能を備えた保護帽などがおススメです。

アボネット®というグッドデザイン賞受賞歴のある、ファッション性を兼ね揃えたオシャレで頼もしい帽子もあります。


手袋・マフラーで擦過傷を予防

転んだ時の擦過傷(=擦り傷)を防ぐため、手袋を必ず着けましょう。手首まで隠れる長さのものがより良いです。


首や顔は、マフラーをぐるっと巻いて保護しましょう。

ただし長くだらっと垂らした状態ですと危険です。両端が垂れずに収まるような巻き方を、守ってください


下着の重ね履きも有効

腰回りがすっぽり覆われるように、下着の着け方や選択を工夫してください。


転倒の不安があるご高齢の方は、プロテクターが装着された介護用のクッションパンツを履くとより安心です。


特別な下着をお持ちでない場合、通常のパンツの上に、太ももまで覆う7分丈のアンダーウエアを重ね履きすると良いでしょう。


お出かけ前は準備運動、帰宅後は整理運動と水分補給を

身支度を整えたら、靴を履いて外に出る前に準備運動をしましょう。

筋肉を温め、身体がスムーズに動くような状態へ整えます。

腰回し、手首・足首回し、膝の屈伸、軽めの跳躍、背伸びの運動などをゆっくり行います。


家に帰ったら、寒い中でよく働いた筋肉をストレッチして緩めましょう

ふくらはぎや太ももなどの下半身はもちろん、背中手首など身体を隅々まで丁寧に伸ばします。


整理運動後は、温かい飲み物などをとって、十分に水分を補給してください。

気付きにくい冬場の脱水症状を防ぐことで、関節などのトラブルを回避しやすくなります。


2021年も、本格的に始まりました。

感染症に加え、寒さや雪への対策など、大変な状況は続いております。

どうぞ日々お健やかにお過ごしください。


#冬 #転倒 #骨折 #冬道 #凍結路面 #年末年始 #骨折予防 #転倒予防 #きたひろしま整形外科 #我汝会 #原則行 #整形外科


閲覧数:400回

最新記事

すべて表示

ご理解とお願い 免責事項

  • 院長ブログの記事は執筆者個人の考えに基づく内容です。

  • 記事中にある提案等は、自己責任にて実施いただきますようお願い申しあげます。

  • ブログ記事の情報を用いた行為における損失・トラブル等に対して、執筆者は何ら責任を負うものではありません。

  • ブログ記事は予告なしに内容変更や削除することがございます。

  • ブログ記事の内容に関してメール等を通じての個別の相談は受け付けておりません。

bottom of page