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Stopロコモ①ロコモとは

執筆者の写真: 院長 原 則行院長 原 則行

日々あわただしく過ごしているうちに、早くも3月となりました。

当ブログの更新も時間が空いてしまい、心よりお詫び申しあげます。


今回から数回にわたりロコモティブシンドローム(運動器症候群、以下より略称ロコモを使用)の情報をお届けします。


ロコモとは運動器の障害により 立ったり歩いたりする身体の能力が低下した状態

ロコモは、運動器の障害のために立ったり歩いたりする身体の能力が低下した状態をいいます。


運動器というのは筋肉関節神経靱帯などの組織や器官の総称で、それらが連携して働くことによって、

  • 身体を支えたり動かしたりする

  • 立つ、歩く、走る、跳ぶ、投げるなどの動作を可能にする

  • 脳で考えたことを動きとして表す などの役割を果たします。


生活を営む上で必要な機能そのものと言っても過言ではなく、生活の質(QOL)に大きく関与しています。


加齢、生活習慣や肥満・痩せ、運動器疾患がロコモの要因に

ロコモ主たる要因は、加齢による筋肉や骨の機能低下といえます。

けれど他にも

  • 運動不足

  • エレベーターや自動車などの利用による日常的な活動量の低下

  • 負荷の激しい運動によるスポーツ障害

  • 無理な姿勢や使い過ぎによる怪我

  • 肥満

  • 痩せすぎ

  • 腰や膝などの痛みや不調の放置

  • 骨粗鬆症や変形性関節症、変形性脊椎症などの運動器疾患

    などが挙げられます。


さらに高血圧など生活習慣病のある人比較的若い頃からロコモの原因となる運動器疾患を発症しやすいことも分かってきました。

こと運動不足になりがちな現代社会においては、学童期から老年期まで全世代に渡り該当者がいるということをご理解ください。


症状としては、下のような状態が挙げられます。


もし1つでも該当するものがあれば、ロコモの可能性があります。

ご自分で早めに不調を自覚し、医療機関で適切な治療を開始することが必要です。


不調を感じても放っておくと運動器の機能低下が進行し、日常生活において介助や介護が必要となるリスクが高まる恐れがあります。ご注意ください。


痛みや不安のある方は「ロコモ アドバイス ドクター」に相談を


ロコモ アドバイス ドクターとは、ロコモティブシンドロームの正しい知識と予防意識の啓発のための活動を行なっている日本整形外科学会所属の専門医で、私・原則行もその一人です。

お近くにお住まいの方ですでに足腰や膝に痛みや不調のある方、上記ロコモの症状に該当し不安のある方は、ぜひ早めの受診をご検討ください


当院への受診が難しい方は、右のボタンより近隣医療機関に所属するロコモに詳しいアドバイスドクターを検索いただけます


気になる点が少しでもあれば、早めに診ていただくことをおススメいたします


次回はロコモの状態をご自身で確認する方法「ロコモチェック」を紹介します。

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