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執筆者の写真院長 原 則行

こんな時は整形外科へ⑬痛くて運動できない時

痛みは身体からのSOSサイン

当クリニックには、部活などスポーツ選手の中学生や高校生、成人のスポーツ愛好家が来院されることもあります。


理由は痛くて運動できないからです。


そうした方のほとんどが、

「我慢していれば、治ると思っていた」

「我慢していたら、もっと痛くなった」と話されます。


痛みというものは基本的に、どのような痛みも身体の異常を知らせるSOSサインです。

運動に取り組むこと起こるスポーツ障害は、放置しておくと慢性化してしまうこともあり得ますし、成長への悪影響も考えられます。


痛む部位が、

  • なら、肩腱板断裂(投球肩)、反復性肩関節脱臼など

  • 上肢なら、上腕骨外側上顆炎(テニス肘・ゴルフ肘)、野球肘、突き指など

  • なら、仙腸関節障害​、腰椎分離症など

  • 下肢なら、肉離れ、こむら返り、過労性骨膜炎(シンスプリント)、オスグッド病など

  • なら、足底腱(筋)膜炎、外反母趾など

以上の疾病であることが考えられます。

同じ部位に繰り返し動作による負荷が加わることで起きる、疲労骨折の可能性もあります。


まだ成長過程にあるジュニアアスリートは、特に注意が必要です。

※各疾病の詳細情報は、HPの治療症例のページにてご確認ください。


「我慢すれば大丈夫」などと思わず、念のため整形外科を受診するのが安心です。



発症や再発を防ぐ身体づくりを


スポーツ障害の発症を防ぐには、日ごろから筋トレで筋肉を鍛え、ストレッチで関節まわりを柔軟に整えておくことが大切です。

体幹トレーニングを行い、支持性を高めておくことも重要です。


大会や試合など、オンシーズンを迎える前に、自宅などでも身体づくりに励んでください。


参考になりそうなトレーニング動画をこちらにリンクしておきます。



もし疾病と診断された場合、適切な処置を受けて指示通りにしっかり休息すること。

また復帰後も、局所への負担を軽くする対応など再発予防を心がけること。

さらにはトレーニングメニューの再考、フォーム矯正、シューズの改善など、運動環境を全て見直し改めていく姿勢も重要です。


とにかく痛みが軽いうちに整形外科を受診すれば、競技を中断せずに済むことができたり、重篤化を防ぐことも可能です。


いつもの筋肉痛とは異なる痛みや違和感を感じたら、できるだけ早めに、理学療法士らが在籍する整形外科で診断・治療を受けることをおススメします。

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