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執筆者の写真院長 原 則行

冬もしっかり水分補給を

マスク生活の影響による、冬の脱水症に要注意

北海道では、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻さを増しています。

感染予防の対策の一つとして、ほとんどの方がマスクを着けていらっしゃることでしょう。

そのため今冬は脱水症にならないための注意が、これまで以上に必要になってきています。



なぜなら、マスク装着した状態ですと口の中の潤いが保たれるため、喉の渇きを感じにくくなります。喉が渇かないので、当然、水分補給をする回数も減りがちになるからです。


また外的環境として、

  • 外気が乾燥している

  • 暖房の使用で室内が乾燥している

  • 住宅構造の影響で湿度が上がりにくい

などがあげられます。


また内的環境として、

  • 体感温度が低いとのどの渇きを感じにくい

  • 体を冷やしたくないなどの理由で飲料の摂取を控える

  • 汗をかいている実感がない

  • 水分を失っている自覚がなく水分摂取が少ない

というケースがあげられ、水分不足に気付かないことが多いのです。



特にご高齢ですと、渇きを察知する身体機能が鈍くなっていますから、意識をして水分を摂るように、周囲が促すことも大切です。



水を飲むことも、膝痛セルフケアの一つ

身体が脱水状態に陥っていると、血流が悪くなり、筋肉がこわばり伸縮しにくくなります

また関節内の水分低下が起こると、可動範囲が狭まります

つまり膝関節を柔軟にしておくのには、身体の水分を適切に保つことが必要不可欠なのです。


さらに、のどや鼻の粘膜が十分に潤っていると、ウイルス等の侵入を撃退する免疫システムが良好に働きます


少量を小まめに摂取するためのおススメ水分補給のタイミングは、下表のとおりです。


ご自身の膝の健康はもちろん、ご家族皆さんの健康を守るために、この冬は

「マスク」「手洗い」「うがい」に、「水分補給」を加えてみてはいかがでしょう。



次週は、今回の「水分補給」の他にもまだある「膝痛を予防・軽減するためのセルフケア」について取り上げたいと思います。




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